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マニュアル

目次。

■はじめに
■動作環境
■ゲームの始め方
■キー設定
■操作説明
■ルール説明
■画面の見方
■特技
■ステージルール
■質問、サポート等
■あとがき


■はじめに


 この度は、当ソフトウェアをダウンロードして頂き、真に有難うございます。

 ……などとそれっぽく書き始めてはみましたが、如何せんマニュアルなどというものを書いた経験は皆無でありまして、具合が良くわかりません。なので、他のアプリケーションのマニュアルを参考にしつつ、雑記のノリで書くこととします。フォント弄りもアリなのです。

 まず最初に、お約束として書いておきますが、当ソフトウェアはフリーソフトです。このアプリケーションを使用した際に生じた一切の問題について、作者は責任を持ちません。
 また、内容の変更が無い限り転載・配布などは自由です。寧ろ推奨の方向で。



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■動作環境


 一応動作環境を示しておきますが、私はハードウェアについての知識が乏しいので、割と曖昧です。御了承を。

<動作環境>
 OS:Windows98(恐らくそれ以降でも可)
 CPU:366MHz以上(推奨500MHz)
 メモリ:32MB以上
 320x240、65536色が表示出来るディスプレイ
 DirectX 5以上のインストール

 また、KanonのCDを予めセットしておくと、音楽有りでお楽しみ頂けます。



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■ゲームの始め方


 特に必要無いかと思いますが、一応書いておきます。
 解凍後のフォルダ内の『Colorful Snow.exe』を実行して下さい。  

栞にしようか迷ったけれども
↑このアイコンのアプリケーションです。念の為。

 終了方法は、ESCキーもしくはAlt+F4です。
 面倒なのでキー操作で出来ますので、メニュー内に終了コマンドはつけませんでした。ご注意下さい。

 アンインストールはフォルダごと削除しちゃって下さい。
 レジストリとかは弄ってません、というか出来ませんので。



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■キー設定


 操作はキーボード、またはジョイスティック等のゲームパッドで行います。
 使用するボタンの初期設定は、以下の通りになっています。

<1P側>
Aボタン z 
Bボタン x 
Cボタン c 
方向キー上カーソルキー上
方向キー左カーソルキー左
方向キー下カーソルキー下
方向キー右カーソルキー右
<2P側>
Aボタン a 
Bボタン s 
Cボタン d 
方向キー上 i 
方向キー左 j 
方向キー下 k 
方向キー右 l 
<共通>
ポーズ等 F1 
 ただし、このキー配置では恐らく二人同時プレイ不可だと思われます。
 キー設定は『KeyConfig.exe』で変更することが出来ますので、必要に応じて行って下さい。ゲームパッドを使用する場合も、これで設定をします。
 設定方法は、「変更したいプレイヤ側のコンフィグ」ボタン→変更したいボタンの隣のボックスをクリックしたのちに、設定したいボタンを押して下さい。   

という訳でこっちを栞に
↑念の為。

 なお、ボタン名(Aボタンとか)は以下の説明でも使用させて頂きます。
 



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■操作説明


 全部で3つのモードがありますので、それぞれについて順番に説明していきます。


<メニューおよびルール設定>

 Aボタン:決定
 Bボタン:キャンセル
 Cボタン:ランダムセレクト(ステージ、キャラ選択時のみ)
 方向キー:カーソル移動


 操作方法については、特に説明も不要でしょう。
 次は、各項目についての説明です。

●タイトル画面

・ストーリー
 Kanonのキャラとゲームの設定を使ってどうにかつじつまを合わせようと頑張ってみたものです。
 詳しい操作方法は後述します。
 内容に関して、状況は基本的に『全てのキャラのシナリオを途中までこなしているが、深い関係にはなっていない』というありがちな設定になっています。そのつもりでお願いします。
 なお、難易度設定が可能です。ただし最高ランクは製作者が一度もクリア出来ていないようなレベルですので、腕に自身のある方のみどうぞ。

・対戦
 2人対戦、COM対戦モードを選び、対戦します。
 観戦も可能です。
 恐らくこれがメインでしょう。
 これも詳しい説明は後述します。

・とことん
 一人用のモードで、ただひたすらにプレイするだけです。
 一応ハイスコア記録も出来ますので、腕を磨きたい方、暇な方はどうぞ。

・環境設定
 ゲームの設定を変更します。
 難易度:対戦モードにおけるコンピュータの強さを変更。HEAVENが最弱、HELLが最強です。
 対戦数:1ゲームの最大対戦数を、1,3,5から選択。
 特技:なしにすると、対戦モードにおいて特技が使用出来なくなります。ストーリーモードには影響無しです。
 ステージルール:なしにすると、別項で紹介するステージ固有のルールが無効になります。これも対戦のみになります。
 ランキング:ストーリー、とことんのハイスコアを見ることが出来ます。



<ストーリーモード>

 次はストーリーモード中の操作方法です。

 Aボタン:メッセージを送る
 Bボタン:キャンセル(メニュー時のみ)
 Cボタン:メニューを開く
 方向キー:カーソル移動
 ポーズ:メッセージスキップ


出来るだけKanon本編に近付けようと。
↑ゲーム画面です。


 基本的には、Kanon等のノベルゲームと同じような操作方法ですので、問題は無いでしょう。
 途中選択肢が表示されることがありますが、そのときは方向キーで選択、Aボタンで決定です。

 次に、Cボタンを押すことによって開かれるメニューについての説明です。

・メッセージ早送り:
 メッセージを高速で表示します。
 未読のメッセージまで飛ばしてしまいますので、注意して下さい。
 何かボタンを押すとそこで停止します。
 ポーズキーを押したときの動作と同様です。

・ウィンドウを消す:
 必要性がわかりませんがウィンドウを非表示にします。
 これも何かボタンを押すと解除されます。

・メッセージ回想:
 前に表示されていた文章を再び表示します。
 無駄に4000ページくらいまで保存出来ますが、そんなにいらないかもしれません。
 SAVE,LOAD時にクリアされます。

・SAVE:
 現在の状態を保存します。
 保存場所は3ヶ所のみです。

・LOAD:
 セーブした所から再開します。

・タイトルに戻る:
 ストーリーモードを終了し、タイトル画面に戻ります。



<メイン>

 最後は、このゲームのメイン時の操作説明です。
 ストーリー、対戦、とことん全てにおいて共通です。

 Aボタン:右回転
 Bボタン:左回転
 Cボタン:特技使用
 右、左キー:左右移動
 下キー:高速落下
 ポーズ:ポーズ画面を開く


連鎖CHU!
↑再び参考画像。


 詳しいルール説明は次章でします。ここではポーズ画面における操作方法を。

・続ける
 ポーズを解除し、ゲームに戻ります。

・終わる
 ゲームを終了し、タイトル画面に戻ります。

・ルール/キャラ変更(対戦のみ)
 モードセレクト画面に戻りますが、 タイトルに戻るのとあまり変わらないような気もしますけれど。




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■ルール説明


 わかる方はわかるかもしれませんが、まずは基本的なルールの説明です。
 空から降ってくる多色の2つセットのブロック(雪の結晶)を操作し、積み重ねていきます。  同じ色の雪を上下左右4つ以上繋げると消えます。
 そのときに得点が生じ、それに応じておじゃま雪が発生し、相手を妨害することが出来ます。
 左から3列目の一番上まで雪が溜まってしまうと負けです。

 その他の細かいルールについて。

・おじゃま雪
 雪の消去によって発生し、相手を妨害することが出来ます。
 そのときに落ちてくるのが、おじゃま雪です。
 おじゃま雪は色付きの雪と違い、繋がっても消えることはありませんが、隣接した雪が消えたときに一緒に消えます。
 特殊なおじゃま雪として、消した時に得点が発生する『得点雪』、一度では消えない『固雪』もあります。
 現在相手に攻撃出来るおじゃま雪の数は画面上部に表示されます。そのアイコン毎の数は小さい順に1、6、30、90、180……となってます。

・連鎖
 雪を消したときの影響で他の雪が落下し、さらに雪が消えることを『連鎖』と呼びます。
 連鎖中は通常よりも高得点になるので、そのぶん発生するおじゃま雪の量が増えますので、勝つためには積極的に狙っていく必要があります。

・相殺
 おじゃま雪の数は画面上部に表示されますが、相手の攻撃分が表示されている間にこちらもおじゃま雪を発生させた場合、相手への妨害の代わりに同量の自分のおじゃま雪を消すことが出来ます。

・全消し
 自分のフィールドの全ての雪を消去した場合、ボーナスとしておじゃま雪約30個分の得点(3600点)がボーナスとして入ります。
 ただし、特技を使ったときには、場合によっては全消しにならないことがあります。詳しくは特技の紹介にて。

・クイックターン
 左右ともに雪に囲まれた場所では雪を回転させることは出来ませんが、その代わりボタンを2度押すことによって上下を入れかえることが出来ます。

・13,14段目
 画面には12段しか表示されていませんが、実はその上にさらに2段あります。
 そこに置いた雪は消去には影響を与えませんが、下の雪が無くなった時に落下してきます。
 ちなみに、14段を越えて落下したおじゃま雪は落ちてくることはありません。

・マージンタイム
 経過時間が一定を越えると、おじゃま雪の発生量が徐々に増えていきます。基本的には128秒以降でこの時間に入ります。
 ちなみにマージンタイムに入ったときは、表示されている経過時間の色が変わります。

・特技
 使用しているキャラによって、それぞれの特技を使用することが出来ます。
 詳細は別章にて。




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■画面の見方


 メイン時の画面の見方です。

 まず、ストーリー・対戦から。

使い回し。


 1:メインフィールド。ここに雪が落下します。
 2:現在のおじゃま雪の数を表示します。
 3:次に来る雪が、2回分表示されます。
 4:上から、ハンディ、勝ち数、特技使用回数、使用キャラ、特技使用回数の詳細の順に表示されます。
  ストーリーの場合はハンディの代わりに難易度が表示され、勝ち数は表示されません。
 5:現在のスコアを表示します。
 6:ゲーム開始からの時間と、試合数を表示します。


 次はとことん用。
 対戦時と同じものは省きます。

名雪ばかりなのもなんなので。


 1:ゲーム開始からの時間と、特に意味はありませんがそのステージのキャラが表示されます。
 2:現在の詳しい状態が表示されます。
 予告雪:前回消去時の得点によって発生するおじゃま雪の数が表示されます。
 ランク(枠内右上):現在選択中のランクを表示します。
 レベル:現在のレベルが表示されます。
  これが高いほど、操作できる雪の自然落下速度が速くなります。
 消去数:消した雪の総数を表示します。
 最大連鎖:最大連鎖数を表示します。
 得点:現在の得点を表示します。




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■特技



 使用するキャラクターによって、それぞれの特技を使用することが出来ます。
 特技を使用することによって、ピンチから脱出したり、強力な攻撃を仕掛けたりすることが出来ます。  使用回数には限りがあり、対戦開始時には一度しか使用出来ませんが、雪を消去することによって、その回数は増えていきます。最大3回分までストックが可能です。

 特技に関して、幾つか注意すべき点があります。
 特技の種類として、『雪を消去する』と『雪の色を変化させる』の2種類がありますが、『変化させる』の場合、基本的に特技での消去中は特技使用回数が増えません。ただし、栞だけは例外で、雪を『変化させる』ですが、使用回数は増えます。何故栞かは察して下さい。
 また、『消去する』特技で全消しになった場合は、ボーナス得点は入りません。 『変化させる』特技を使った結果全ての雪が消えた場合は、全消しとみなされボーナス得点が入ります。

 それでは、各キャラクター毎の特技を紹介です。

<水瀬名雪>
 ●おやすみなさい

 某のび太君に負けず劣らずの名雪の特技は、使用すると寝ることによって20秒間の間おじゃま雪が落下してこなくなります。名雪は寝てしまいますが、その間も雪を操作することはもちろん可能です。ほら寝ながらでも行動してましたし。

 おじゃま雪を止めている間に連鎖を組めれば、ピンチを脱出することが可能です。相手に邪魔されずに連鎖を組むことが出来ますので、その効果は割と高いです。ただし直接フィールドを操作出来る訳ではありませんので、ピンチになってから使用しても手遅れです。その辺りが難しいところですが、使い方によっては非常に強力です。


<美坂栞>
 ●ひとりぼっちなんて嫌です

 栞のその孤独な訴えが同情を誘い孤立した雪を全て最も多い他の色に変えます。本編EDの台詞からですが、ちょっと苦しいかもしれません。

 対象の雪は、そのときに一番多い色に変わります。上手く使用すれば、それだけでかなりの攻撃力になります。
 ただし、おじゃま雪を直接消せる訳ではないので、フィールドに色雪が少ないときに使用しても然程効果は出ません。主に攻撃に使用するのが良いでしょう。
 なおこの特技も色変化系ですが、これだけは例外で、しっかり特技使用回数が増えます。無論仕様です。


<沢渡真琴>
 ●妖狐変化

 真琴の隠された力を発揮することによって、雪を回転させなければ攻撃力が上昇するようになります。
 『真琴が狐に戻っていくと不器用になっていく(=回転させられない)かわりに奇跡(=攻撃力の上昇)を起こす』ということですが、これもやはり苦しいです。

 回転させられないのは痛いですが、3倍くらいまで倍率を上げることが出来れば半端でない攻撃力になったりします。出来るだけ早いうちに使っておきましょう。最大で9.9倍まで上がりますが、その状態で4連鎖でも組めばまず負けないでしょう。もっともそれ以前に勝負は決まっているでしょうけれど。
 ちなみにカットインでは尻尾やら耳やらが生えていますが、あくまでイメージということで。


<川澄舞>
 ●私は(邪)魔物を討つ者だから

 魔物ハンターである舞は、手にした剣で全てのおじゃま雪を消去することが出来ます。どんどん苦しくなっていますが、もう気にしないように。
 一番単純で便利そうですが、その分攻撃力が低い、つまり反撃はしにくいので、過信は禁物です。特殊おじゃま雪も完全に消すことが出来ますので、固雪のステージではかなり有利になるでしょう。


<月宮あゆ>
 ●ボクの願いは……

 祐一に貰った天使の人形に願うことによって、全てのおじゃま雪をランダムな別の色に変えてしまいます。『そんなことにお願いを使っても良いのか』とか『残り一つしか無い筈じゃないのか』とかそんなツッコミは却下。

 ランダムとはいえおじゃま雪が全て色雪に変わるので、運が良ければ一気に反撃することが可能です。ただ、おじゃま雪が無ければ全く役に立たない上、あくまでランダムですので、いざというとき裏切られる恐れもあります。ピンチのときは特に気を付けて下さい。


<美坂香里>
 ●あたしにそんな知り合い、いないわ

 知り合いなのかどうかはわかりませんが、その存在を忘れ去ることによって一番高い位置にある雪と同じ色の雪全てを消し去ります。
 ちなみにその実態は、『一番高い所にある目立った雪を手にしたメリケンサックで砕いてしまう』というものなのかもしれません。
 それを『知らない』と言い張る香里は恐ろしいです。

 使うタイミングによっては舞と同様におじゃま雪を消去することも可能ですし、色雪を消去すれば一時的に一色少なくなり連鎖が起きやすくなるので、攻撃にも使えます。ただ、確実に狙った雪を消すというのも難しいので、扱いには注意です。


<天野美汐>
 ●そんな酷なことはないでしょう

 相手によってピンチにされた美汐がそう言い放つことによって、4段目と8段目の雪と、それに接続した雪を最も多い色に変化させます。ピンチの時に最大の効果を発揮する、ということでこうしたのですが、多分これが一番苦しいかも。ちなみに一番悩みました。

 おじゃま雪でも色雪でも変化させるので防御効果も高く、またこれも栞の特技と同様最も多い色に変色させますので、反撃にも向いています。ただし、その理由付けにもあるように、ピンチのときでないと威力が激減しますので、使い方には注意が必要です。


<倉田佐祐理>
 ●まじかるサンダー

 魔女っ娘さゆりんの魔力によって落雷を発生させ、一番高い列とそれに接続した雪を全て消します。元ネタは『まじかるアンティーク』なのかオフィシャルなのか『KanonRPG』なのか、今となっては定かではありません。

 そんなさゆりんの特技ですが、特技後の連鎖中は得点が2倍というボーナスがついています。上手く使うことが出来れば、かなりの攻撃力になると思います。全消しボーナスも倍になりますので、それを狙っていくのも手です。
 また、使用回数の上昇率が全キャラ中トップなので、躊躇わずに使用することが出来ます。
 しかし、一番高い列というその性質上、防御効果は非常に低いです。ピンチの時に使っても意味が無いことが多いですので、あまり頼らないようにしましょう。




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■ステージルール


 名雪のホームである『水瀬家前』以外のステージでは、基本ルールに加えて別のルールが存在します。

●噴水の公園
 消去後のフィールドの雪の落下速度が遅くなります。

●ものみの丘
 おじゃま雪が『得点雪』になります。
 おじゃま雪が発生しにくくなります。

●夜の校舎
 おじゃま雪が『固雪』になります。

●商店街
 消去後のフィールドの雪の落下速度が速くなります。

●校門
 おじゃま雪が一度に一列ずつしか降ってきません。

●中庭
 はじめからフィールドにおじゃま雪がセットされています。

●屋上前
 一度に全てのおじゃま雪が降ってきます。
 さらに、おじゃま雪が得点雪となります。




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■質問、サポート等


 不具合などの報告や質問などは、take@kh.rim.or.jpへメールを送るか、製作者である剛久のサイト剛久の在処++の掲示板等にてお願いします。



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■あとがき


 ええと。取り敢えず、やっと終わったという思いでいっぱいです。ですがまあこれを書いている段階ではまだ不具合などが出てくる恐れもありますので、完全に気を抜く訳にはいかないのですけれど。

 このあとがきでは、『ColorfulSnow』製作の過程やら愚痴やらを書こうと思います。見苦しいかもしれませんけど、初めてのゲームの、初めてのあとがきということで、多少のことは見逃してくれると感無量です。


 『Kanonで某有名落ち物ゲームを作ろう!』と思い立ったのが、2001年の5月。流石に全て一人で作業するのは時間が掛かりました。
 まず初めに行ったことは、軽くドット絵を描きつつプログラムの作成。その当時、まだプログラムの経験は一年ちょっとと浅かったのですが、割とキアイ入れましたので、年が変わる頃には大体のシステムは完成していました。
 それから背景CGとキャラCGを描き始め。これは大体2ヶ月程で終了しました。時間短縮のためにかなり手を抜きましたけど。残りのドット絵も、大部分がこの時期に完了しました。
 そして、2002年の4月頃からシナリオを書き始めたのですが、これがまた思ったより分量が多く、なかなか書き終えず。やはり『Kanonで、システムをシナリオに組み込んで、かつ全てのキャラを使用できるようなフリーシナリオ』という条件が私には厳し過ぎたようで。しかも丁度その時期に、『かのんSS-Links』さんのところで『かのんSSこんぺ』が開催されまして。しかも2回も。そのどちらも私は参加させて頂いた訳なのですが、それを境にシナリオ全部書き直しということに相成ってしまいました。その辺りの事情は察して下さい。こんぺ、非常に良い経験になりました。
 シナリオの書き直しと同様の理由で、絵に関しても描き直しが迫られました。ですがこちらは流石に時間が掛かり過ぎますので、主にキャラの目と手だけを修正することに。幸いそれでも見違えるようにはなりました。つまり以前の絵が酷過ぎたということで。私のサイトの2002年初頭の絵を見て頂ければ良くわかりますけれど。まあですが、これらは仕方のないことではありますよ、うん。
 それと、シナリオを書き始めるのと同時期に、効果音も作成しました。これは初めての経験でしたので勝手がわからず、自らの声を録音という暴挙に出てしまいました。もちろんエフェクトかけてありますので、まずわからないとは思いますけれど。ちなみに戦闘終了時の音だけはMIDIで作成したものです。私は音楽には全然疎いですので、これだけでもかなり苦労しました。作曲とか出来る人、うらやましいなぁ。とか書いてみる。

 そんなこんなで完成までに1年と8ヶ月。当初の予定では半年〜1年で終わる筈だったのですが、なかなかそう上手くはいかないようです。
 まあともあれ。これで一段落つきましたので、良かった良かった。いやマジで。


 ちなみに、次回作の構想も既に練っていたりします。現時点で私の一番大好きな、あのシリーズを作ってみようかと。発表時期は――未定ということで。


 2003/01/01
 剛久



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