ナナカ -不思議の迷宮録- エディタマニュアル

<エディタの基本操作>

●インストール・アンインストール方法

 『ナナカ』の製品版をインストールした場合、同じフォルダに一緒にインストールされています。
 サンプルページからダウンロードした場合、そのまま任意のフォルダに展開してください。
 レジストリは使用していないので、そのまま削除するとアンインストールできます。

 『ナナカ』を起動すると作成される「dictionary」フォルダのデータを読み込むことで、一部のページが編集しやすくなります。
 「DungeonEditor.exe」と同じフォルダに「dictionary」フォルダがある場合、起動時に自動的に読み込まれます。
 詳しくは出現モンスターの解説ページをご覧ください。

●概要

 方針ごとに9ページに分かれた設定ファイルを、テキスト形式で編集します。

 ダンジョン設定ファイルの構成は

「ダンジョン名.dat」
「ダンジョン名(フォルダ)」--「各種設定ファイル.txt」

 となります。
 エディタを使って編集する分には、ファイル構成を気にする必要はありません。

 エディタにファイルをドラッグ&ドロップして読み込ませる際は、「ダンジョン名.dat」で行います。

 編集したファイルをひとまとめにして出力することができます。その場合、「ダンジョン名.dat」が出力ファイルとなります。
 まとめたdatファイルはエディタで読み込めなくなるため、配布したときに内容を確認したり改変したりできなくなります。

●基本操作方法

 テキストは、灰色のラインで区切られた矩形(セル)に入力します。
 左端の灰色のセルには行番号が表示されており、編集できません。。
 最上段の灰色のセルは、編集可能な見出し用です。縦にスクロールしても常に最上段に表示されます。

セルをクリック:選択状態になり、キーボードから文字入力可能
・入力中にカーソルキーを押すと選択セルを移動します。enterキーだと下に、shift+enterだと上に移動します。tabキーだと右に、shift+tabだと左に移動します。

セルをダブルクリック:文字入力開始
・このときカーソルキーではセルが移動せず、入力位置を移動します。

セルをドラッグ/shift+カーソルキー:セルの複数選択
最上段の灰色のセルをクリック:縦のセルをすべて選択
左端の灰色のセルをクリック:横のセルをすべて選択
・複数選択したセルは、コピーや切り取りが一括で行えます。

最上段/左端の灰色のセルの区切りをドラッグ:セルの大きさを変更


 文字入力中に「ctrl+enter」で改行が可能です。ただし、セルの高さを二行以上にしていないと改行できません。
 文字入力中に「ctrl+tab」で、ひとつのセル内でtab区切りができます。

 セルを選択した状態でキーボードから文字を入力すると、そのセルの内容を消して入力を開始します。
 セルの内容を保持したまま編集する場合は、ダブルクリックでセルを選択してください。

●右クリックメニュー
 セル上で右クリックすると、操作メニューが表示されます。
 「選択したすべてのセルに貼り付け」」は、選択中のセルすべてに、クリップボードの文字列を貼り付けます。

 最上段のセルの場合では列の操作、左端のセルの場合では行の操作ができます。
 「行の有効/無効を切り替える」では、その行を読み込むかどうかを変更します。無効にした行は本体で実行したときに無視され、読み込まれません。
※左端の灰色のセルをダブルクリックすると、その行の有効/無効を切り替えます。

●画像編集
 「出現モンスター」の設定ページでのみ行える機能です。
 表示されるオブジェクトを操作することで内容を編集できます。
 変更はテキスト表示時の内容と連動します。詳しくは出現モンスターページ説明をご覧ください。

 セルの大きさは固定です。オブジェクトの端をドラッグすることで長さ(出現範囲)を変更できます。
 オブジェクトを選択してテキストを入力すると、モンスター名を変更します。
 オブジェクトをドラッグすることで、表示位置を変更できます。

 オブジェクトの存在しない空白のセル部分をドラッグすると、その範囲と重なるすべてのオブジェクトを選択状態します。コピーやカットが一括で行えます。

 オブジェクトを右クリックしたときのメニューの「出現率編集」「オプション編集」では、それぞれの内容をテキストで編集できます。

 画像編集中のみ、マウスのホイールで左右にスクロールします。
 二行目のセルには、そのフロアに出現するモンスターの総数が表示されます。調整の目安にどうぞ。

●固定マップファイル編集
 フロア設定の「固定マップ」の項目で読み込むことができる固定マップファイルを編集できます。
 固定マップファイルは、ファイルの先頭が
#マップ
 で始まっているtxtファイルとなります。

 固定マップの編集は、4ページで行うことができます。
 2ページ目が地形編集、3ページ目が部屋番号編集で、1ページ目は2,3ページの内容を統合したマップ設定となります。
 これらのページは、いずれかのページの内容を変更すると、他のページも合わせて変更されます。

 4ページ目は、地形以外のオプション設定です。
 固定マップファイルを保存すると、ひとつのtxtファイルとして出力されます。
 編集したファイル名は、「最近編集したファイル」に登録されます。


 固定マップファイルの書式に関しては、パズルダンジョンのページを参照して下さい。

●メニューバー説明
 ウィンドウの最上段に表示されているメニューバーの機能説明です。
 各項目の右に表示されているコマンドでショートカットが可能です。(新規作成 Ctrl+N など)

・ファイル
新規作成:新規でダンジョン設定ファイルを編集します。(Ctrl + N)
新規マップファイル:新規で固定マップファイルを編集します。
新規単一ファイル:新規で単一のファイルを編集します。
開く:ファイルを選択して開くことができます。.datのファイルを選択するとそのダンジョン設定を開きます。(Ctrl + O)
テンプレートを開く:設定項目が予め記述されているダンジョン設定ファイルを開きます。
上書き保存:現在編集中のファイルを保存します。名前が指定されていない場合はダイアログが開かれます。(Ctrl + S)
名前をつけて保存:現在編集中のファイルに名前を付けて保存します。
ダンジョンファイルを出力:現在編集中のダンジョン設定ファイルをひとつのファイルにまとめて出力します。
最近編集したダンジョン:これまでに編集したダンジョンの履歴が表示されます。最大10件まで保存されます。
最近編集したファイル:これまでに編集したファイルの履歴が表示されます。最大10件まで保存されます。

・ページ切り替え
 編集中のページを切り替えます。
 ダンジョン設定編集時のみ行えます。
 それぞれのページが、ファンクションキーのF1〜F9に対応しています。
 なお、F5キーを続けて押すと、出現モンスター編集のテキスト表示と画像表示を切り替えます。

・編集
元に戻す:直前の操作を元に戻します(アンドゥ)。最大100回まで戻れます。(Ctrl + Z)
やり直し:元に戻した操作をやり直します(リドゥ)(Ctrl + Y)
切り取り:選択中のセルの内容を削除し、クリップボードに内容をコピーします。(Ctrl + X)
コピー:選択中のセルの内容をクリップボードにコピーします。(Ctrl + C)
貼り付け:クリップボードの内容を選択中のセルの位置にペーストします。(Ctrl + V)
削除:選択中のセルの内容を削除します。クリップボードの状態に影響はありません。(Delete)
すべて選択:すべてのセルを選択状態にします。(Ctrl + A)
検索と置換:選択と置換の操作を行うダイアログを表示します。(Ctrl + F)

・挿入
行:選択中のセルの位置に行(横に並んだセル)を追加します。複数選択している場合は同じ高さのセルを挿入します。
列:列(縦に並んだセル)に対して操作を行います。
行の削除:選択中のセルの位置に行(横に並んだセル)を削除します。複数選択している場合は範囲内のセルを含む行を削除します。
列の削除:列(縦に並んだセル)に対して操作を行います。
※これらの操作では、操作した以降の行・列が移動します。

・ツール
並べ替え:行の並べ替えて表示します。
※左端のセルをドラッグして複数の行を選択していた場合、その範囲内でのみ並べ替えが行われます。
並べ替えを解除:並べ替えを解除し元の並びに戻します。
セルの大きさを自動調整:テキストに合わせてセルの大きさを自動で調整します。
画像を出力:出現モンスターの画像編集のとき、その内容をbmpファイルで出力します。
フォント変更:表示に使用するフォントの設定を行います。
設定:動作に関する設定を行います。詳細は後述

●設定
起動時に前回のファイルを読み込む:チェックすると、起動したときに、前回終了時点で編集していたファイルを読み込みます。
自動バックアップ:指定の回数の操作を行うたびに、自動でバックアップファイルを保存します。
バックアップを同じファイルに保存:チェックを入れると、バックアップがすべて同じファイル名で上書き保存されます。
終了時に自動バックアップ:チェックを入れると、アプリケーション終了時にバックアップを保存します。
モンスター画像編集で出現率を表示:オブジェクトのモンスター名の末尾に出現率を表示します。

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