決められた地形やアイテムでその階を突破できるかどうかで遊ぶダンジョンを、ここでは「パズルダンジョン」と呼びます。
エディットダンジョンの機能を使って、パズルダンジョンを作成することが出来ます。
ダンジョンエディタを起動し、メニューの「ファイル」→「新規マップファイル」で編集することができます。ここで編集したファイルはtxt形式で保存されます。
マップファイルは、地形を記述する部分と、配置するオブジェクトを記述する部分に分かれます。
エディタで編集した場合は自動的にまとまり、ひとつのファイルに出力されるので、特に意識する必要はありません。
パズルダンジョンファイルは、読み込むダンジョン名のフォルダに入れ、「フロア設定」ページの「固定マップ」の項目でファイル名を指定して読み込みます。
具体例は、ダウンロードページのパズルダンジョンサンプルを御覧ください。
フロアの地形の状態を記述します。
地形の種類+床番号で、半角の二文字をセットで1マスを表現します。
エディタの「F2:地形編集」のページには、地形の種類を一文字記述します。
「F3:部屋番号編集」のページには、地形の部屋番号を一文字記述します。
「F1:マップ編集」のページには、前述の二ページで記述した内容が同時に表示されるようになっています。このページを直接編集することも可能です。
・地形の種類
< :壊せない壁
[ :通常の壁(半角スペースでも可)
/ :水路
| :溶岩
. :床
* :氷の床
+ :水溜り
部屋番号は、a〜zまでの英文字が部屋、1〜4の数字が迷路、0が通路となります。
同じ番号の床は同じ部屋/迷路と扱われます。
部屋番号を省略(半角スペース)した場合は通路の扱いになります。
部屋の番号を大文字にするか、5〜9の数字のとき、隠し通路となります。
隠し通路指定の壁を攻撃すると床に変わります。
そのときの部屋番号は、部屋の場合は小文字と同一、通路の場合は(数値-5)の値と等しくなります。
地形の大きさは、最大で横54マス、縦36マスです。
「F4:オプション編集」ページでは、配置するオブジェクトや、フロアの設定を記述します。
「#文字」で設定する項目を記述し、#の行から次の#の行までが同じ項目の設定となります。
#キャラクター
主人公やモンスターなどのキャラクターの設定です。
書式
x,y キャラクター名
x,yはそのキャラクターを配置する座標です。カンマで区切って数値をx軸(横)、y軸(縦)の順に記述します。
キャラクター名は、モンスターの書式のほか、以下のものが設定できます。
主人公 保存の箱 変化の箱 強化の箱 氷の柱
各種箱はマップにひとつしか配置できません。
主人公は必ず配置してください。
同じ座標に複数のキャラクターは配置できません。
#床
床に置かれるものの設定です。
書式
x,y オブジェクト名
x,yはそのオブジェクトを配置する座標です。キャラクターの場合と同様です。
オブジェクト名は、アイテムの書式のほか、以下のものが設定できます。
階段 ボーナス階段 固定ワープ 火柱
(ペン名)の魔法陣 を指定すると、その魔法陣を配置できます。
同じ座標に複数のオブジェクトは配置できません。キャラクターと重なるのは問題ありません。
#オプション
フロア全般の設定です。
以下のものが設定できます。
ランダム配置:ダンジョンを読み込んだあと、フロア設定ファイルにしたがってオブジェクトをランダムに配置します。
地形だけを固定にした通常のダンジョンを作る場合に設定します。
モンスターハウス:値に床番号を指定すると、その部屋がモンスターハウスになります。
前述のランダム配置を利用する場合のみ有効になります。
店:値に床番号を指定すると、その部屋が店になります。
この部屋の座標に設定されたアイテムは初期状態で売り物になります。
ナナカ本体で実際に固定マップを読み込んだとき、エラーがあればErrorLogMap.txtに出力されます。